フロアコーティングは目的に合ったものを

フロアコーティングと一口に言っても、その種類は多種多様です。子供や老人の安全のために滑り止め機能を重視したいのであれば、表面に細かな凹凸のついているものを選ばなければなりません。しかし、そういったものは表面の凹凸の部分に細かい汚れが溜まってしまうものです。したがって、水をこぼしても掃除がしやすくなるようにという別の目的とは相いれません。

ガラスコートというフロアコーティング方法もあるのですが、これは硬度の高さが特徴的です。表面はつるつるとしているので掃除がしやすく、見た目も美しくなります。しかし滑りやすいという弱点もあります。子供やお年寄りがいる場合には不向きかもしれません。

このように、どのフロアコーティングをするのかは、各家庭や事務所の目的によるとしか言いようがありません。すべてのケースで万能なフロアコーティングは存在していないので、どのメリットを取って、どのデメリットを我慢するのか一長一短の選択を迫られます。業者さんは各コーティングの特徴をすべて把握しているので、目的を伝えてベストなものを提案してもらうのがいいでしょう。フロアコーティングは費用もそこそこします。

部屋の広さにもよりますが、だいたい30平米で10万から20万なので、失敗しないように選ぶ必要があります。費用が高くてお金がたりないときには、一時しのぎにフローリング模様のカーペットを敷いておくのもいいでしょう。お金が溜まるまではそれで我慢という手もあります。